友人の結婚式

30歳くらいまではよく結婚式の発起人を頼まれた。発起人といっても私の場合は披露宴会場の担当者との打合せに参加したり、式の演出にまで口を挟むくらい深く関わることが多かった。和食の料理人だった友人が結婚するとき、彼から「俺らしい披露宴にしてくれ」と頼まれて「ウエディングケーキ入刀は料理人らしく包丁で横からカットしよう」とか「新郎は料理人らしく白いタキシードのとき和帽子をかぶろう」などいろいろとアイデアを出したが「人の結婚式で遊ばないでください」という新婦の一言ですべて白紙になり、結局は一般的な披露宴となった。数年後、彼らは離婚した。私は今、披露宴のとき引き出物として頂いた、彼ら二人の名前と入籍年月日が削り込まれたクリスタルグラスで飲む芋焼酎のロックがいちばん美味しい(悪い顔)

コメント

  1. 雷電為右衛門 より:

    そのクリスタルグラスで芋焼酎を飲みながらのツイキャスやスペースですね