アイドルとの再会

深夜に近所のコンビニへ行ったら、レジに見覚えのある女性がいた。会計のときネームを見て完全に思い出した。中学時代「ミス◯○中」と呼ばれていた同級生だ。ちょっと変わった苗字なのですぐにわかった。相手も私に気づき、少しだけ昔話をして店を出た。「でもちょっと待てよ?苗字が変わっていないということはまだ独身なのか?いや別れたか?いや待て待て落ち着けシングルマザーならこんな時間に働かないだろ?いずれにせよ何か深い事情があって深夜のコンビニで働いているんだろうな。なんだか心配だしこれからはちょくちょく顔を出してあげよう。それにしても相変わらず美人だったな、オレと話してるときなんか嬉しそうだったな?気のせいか?いやあれは作り笑顔なんかじゃないだろ!このオレ様にはわかる!あっはっはっは!」みたいなことを考えながら帰宅した。後日同級生にその話をしたら「あいつ結婚してるよ、旦那も偶然同じ苗字らしいよ、というかあの変わった苗字が一緒だったことで意気投合して付き合い始めてそのまま結婚したらしいよ。なんか子育てが落ち着いて夜暇だからバイトしてるとか言ってたわ」と教えてくれた。なんてまぎらわしいやつなんだ、考えたら昔からそんなに美人でもなかったわ!あんな店二度と行くか!!

コメント

  1. 雷電為右衛門 より:

    妄想と罵りが自己完結していて誰にも迷惑をかけていない素晴らしいエピソードです。